8月の25日に開催された「電撃の旅団主催『FFXI』朝までオフ会」の第1部を簡単にまとめてみました。
オフ会ということで、お酒も入りながらのゆる~いトークがメインとなります。

左から順にご紹介。
Oshoさん(電撃の旅団)。
現在は電撃PlayStationの副編集長をされています。
小西克幸さん(声優・賢プロダクション)。
ワイルドスピードX3の主役吹き替え、ドラゴンボールの二代目ギニューなど多数の作品に出演。
ゲーム好きでFFXIのヘヴィユーザーとしても知られています。
RiRiKAさん(歌手・東宝芸能)。
某テレビ局の歌対決番組で6度の優勝、ミュージカルなどにも出演。
FFXIユーザーであり、水田氏の楽曲ライブで知り合ったのをきっかけに、「
ヴァナ・ディールの星唄 -Rhapsodies of Vana'diel」を歌うことに。
FFXIプロデューサー松井聡彦さん(スクウェア・エニックス)。
言わずと知れた我らがプロデューサー。
メガネの女の子に弱い。
FFXIディレクター藤戸洋司さん(スクウェア・エニックス)。
最近幸せいっぱいの我らがディレクター。
今回もいろんなネタを持ってきてくれました。

Peaberryさん(電撃の旅団 団長)は、背後の巨大スクリーン越しにヴァナからの参加。
初のイベント形式オフ会ということもあり、ゲストも来場者も緊張が見える中、MCの小西さんが明るく元気に引っ張っていました。
オフ会ではこういう方がほんとうに大事ですね。
一通りの紹介と注文を終え、第1部のメインとなる「FFXI エピソードトーク」のコーナーへ。
その中から、MCとゲストのエピソードを一部ピックアップさせていただきます。

松井さんのエピソードで面白かったのは、当時のプロデューサー田中さんから電話がかかってきた話。
今から10年以上前、まだ携帯を持っていなかった松井さんは仕事用として着信専用の安心だフォンをしぶしぶ持つようになっていたそうです
あるとき、田中さんからの電話を取る直前で切れてしまい、公衆電話から会社にかけてみたところ…。
田中「セルケトが上の人殺してるから直して」
松井「え?」
当時リアルタイムで巻き込まれていた身としては、こんなやり取りが行われていたんだと考えるだけでニヤニヤしてしまいます。
他のエピソードでは、最初の設計段階の話も飛び出していました。
1週間14時間プレイを想定していたところ、40時間プレイにしてくれと言われてしまい、「そんなにプレイできる人なんていませんよ」と疑問に思っていたそうですが…、蓋を開けてみると多くの人が余裕で40時間を越えてびっくりしたとかw
個人的には、小西さんに何度も「松井さんマイク!マイク近づけて!」と言われているところがツボでしたw

藤戸さんのエピソードでは、衝撃の事実が。
自分が「ランダム」の権化のように扱われていることについて、実際にはランダム要素に殆ど関わっていないと告白。
明確に関わっていたランダム要素はエヴォリスだけで、ゴブリンの不思議箱など他のランダム性の強いコンテンツには関与していないんだそうです。
ランダム要素と自分が関連付いてしまうことをちょっと不本意に思っていたっぽい?
他にも15年前の資料を持参して、当時の苦労話などを披露してくれました。
松井さんと藤戸さんの共通エピソード(開発者のあるある話)として、一般サーバにキャラを作って遊んでいるときにLSで開発についての不満が出ると(申し訳ない…)という気持ちになりながらも「そうだよねー」なんて返すんだそうですw
当然開発者である事は言えませんし、いたたまれずにそっとLSを外してしまうこともあったんだとか。
もしかして、あのときのあのメンバーは開発者のひとりだったかもしれない…!?

小西さんは、初期のフレンドと今も交流が続いていることや、近所の友人にこっそり差し入れを持っていった話など、フレンドに関するエピソードを多く披露してくれました。
声優さんはみんなこんなにしゃべりが上手なんですかね?
RiRiKAさんは、意図せず姫ちゃんプレイになっていたことや、激レアアイテムに纏わること、自分なりの遊び方など多数のエピソードを披露してくれました。
どれも思わずニヤっとしてしまう内容で、FFXI好きなことがひしひしと伝わってきます。

休憩を挟んで、FFXI作曲家の水田直志さん(スクウェア・エニックス)が登場。
星唄のエンディングには560名ものユーザーがコーラスとして参加したことや、RiRiKAさんとの出会いのエピソードなどを披露してくれました。
一部ユーザーからの質問に答える場面もあり、普段聞けないような作曲に関する話もしてくれています。
現在FFXIには204の楽曲があり、システム上の割り振りからあと52曲まで追加できるそうです。
拡張ディスク1枚に付き追加楽曲は平均20曲前後とのことなので、BGMの追加には充分な余裕がありそうですね。
この後、ユーザーからの質問に松井さんや藤戸さんが答えるコーナーへ移ります。
質問:【実装に苦労したのは?】
松井さん曰く、ひとりで担当していたアイテムの性能設定を、複数人で行えるようにシステム構築する作業が一番大変だったようです。
頭の中にあるものを正確に伝えるってとてもとても難しいんですよね…。
質問:【生臭包丁の潜在発動条件は?】
発動条件は病気のときだそうです。
質問:【レリック・ミシックの入手想定期間は?】
レリックの場合、理論値の最短期間を半年として設計したとのこと。
もちろん実装時の話。
ミシックはそれ以上になるよう考えて設計したそうです。
自分達の想定を超える可能性を考慮しなくてはならないため、設定はかなりきびしめに取っていたみたいですね。
他にもいくつか質問があり、それらに答えながらいろんな話が膨らんでいました。
この質問コーナーは2部でも引き続き行われていたようです。
最後にゲストに一言ずつもらい第1部が終了しようとしたそのとき、会場が暗転。

闇王BGM「Awekening」と共に登場したのは…

元FFXIプロデューサーの田中弘道さん(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)!
ここが一番の盛り上がりでした。
来場者は古参の方々ばかりでしょうし、これは嬉しいサプライズだったことでしょう。
田中さんも元プロデューサーとしてFFXIのエピソードトークを披露してくれました。
姿を消してプレイヤーの様子を観察していたこと、業者との戦いに明け暮れていたことなどの話が次々飛び出し、会場も笑いに包まれていました。
田中さんしゃべり上手ですねw
いやー、会場がうらやましい!
そして、第1部の〆としてRiRiKAさんが「ヴァナ・ディールの星唄 -Rhapsodies of Vana'diel」を歌ってくれました。

いろんなものがこみ上げてきたのか、笑顔と涙の熱唱でした。
こういったイベント形式のオフ会を配信で見るのは初めてでしたが、ニヤニヤあり、驚き有り、感動有りですごくよかったと思います。
会場で生で体験した人はきっと貴重な想い出になったことでしょう。

是非またやってもらいたいものです。
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