FF11ディレクター交代

4月の新体制移行と共にFF11ディレクターが交代となりました。



FF11創世記から携わっていた前任の伊藤泉貴さん。
ディレクターという立場から矢面に立たされることが多かった彼が実際にどうであったか、1プレイヤーの私には分かりかねますが、
その仕事ぶりであるゲーム内容から受ける印象は、「FF11の裏側」と「プレイヤーの行動」をよく知っている開発者だなーというものでした。

FF11のプレイヤーは長年遊び続けている人が多く、裏の裏まで知り尽くしているという人も少なくありません。
そういった状況では、ある種の解法のようなものがゲーム内に広まっており、その解法の前では小手先のコンテンツなど露と消えていくことになります。

解法に沿った「プレイヤーの行動」をよく知っている伊藤前Dは、それを封印させて新たな解法を提供するという手段を講じていたように思えます。
その手法はプレイヤーに少なからずストレス与えることになるため、反感を買ってしまうこともあったようですが、
既存の解法=てっぱん戦術がずっと通用するようでは、FF11のサービスがここまで続くことはおそらくなかったはずです。

末永く遊んでもらえるようにディレクターとしての仕事をした。
ただそれだけなのですが、ことオンラインゲームのディレクターとなるとそれだけでは解決できない問題が浮上してくることになります。
変化に伴うストレスを和らげる手腕もまた同時に問われてしまうんですね。

本来であればそれはプロデューサーの仕事であるはずですが、オンラインゲーム製作の裏側まで知ってしまっているプレイヤー達にはそれが通用するはずもなく、矛先はダイレクトにディレクターへと向かうことになります。
ちょっと想像しただけで私は胃に穴が開きそうw
そんな状況にも関わらず、5年の長きに渡ってディレクターを勤め上げた伊藤泉貴さんに心からお疲れ様でしたと言わせていただきます。


一昔前のゲームディレクター(ゲームデザイナー)というのは、自分が作りたいものを作っていました。
しかし現在のオンラインゲームのディレクターはそれが出来る状況にないように思えます。
この5年、ディレクターとして仕事をする中で、ここがこうだったらいいのに、自分ならもっとこうするに、でもFF11の仕組みではできない、プレイヤーに受け入れられないかもしれない、そんな葛藤がきっとあったはずです。
その想いをエネルギーに変え、次回作にぶつけてくれることを願っています。
そして何時か、これFF11のあの人が作ったやつかー!と我々を驚かせて欲しいですね。
そして、新たに就任したfjtd。
ひょうひょうとした人のよさを感じさせる彼は、オンラインゲームならではのディレクターとして上手くやっていけそうな気がします。
人がいいだけでディレクターが務まるのか?という疑問もありますが、フォーラムでのある要求に対して
「その”みんな”というのが一体なにを指しているのかはちゃんと見極めなければならない」
という旨の発言をしていたのを覚えています。
人がよさそうに見えて、意外としたたかに振舞ってくれそうな新Dに期待。
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