プライムウェポンの最終性能が明らかとなりましたが、その盾ドゥバンの性能に驚いた人も多いのではないでしょうか。
なぜここまで高性能の盾をナイトに与える必要があったのか、自身の経験を交えて書いてみたいと思います。

埋まらなかった魔導剣士との差

実装直後から何度となく強化調整が入り、盾ジョブとしての地位を確かなものとした魔導剣士。
その調整はナイトを基準に行われましたが、ナイトの性能はイージスやオハンといった高性能装備に大きく依存したものでした。結果として、魔導剣士はイージスやオハンを持たずにそれに近い性能を手に入れる事となります。
その後、基礎性能の低いナイトと基礎性能の高い魔導剣士に同等の装備を追加し続けた結果、いつの間にか魔導剣士に非ずは盾に非ずといった状況にまで格差は拡大していきます。
そんな状態が数年以上続いた後、今度はナイトの基礎性能を上げる調整が何度か行われ、その効果を見るため「様子を見ている」状況が２年以上続き、今に至ります。



プライムウェポンという強大な装備品群の中で唯一の盾ジョブ用装備となった、ナイト専用盾ドゥバン。その最終性能が耐物理、対魔法共に高い水準でまとまっているのは「ナイト強化が不十分だった」との見解に達したものと考えるのが妥当でしょう。

実戦におけるナイトと魔導剣士の差

シェオルジェールでナイトと魔導剣士両方を出している人は体感していると思いますが、魔導剣士の優位性は揺るぎない状態が続いています。
魔導剣士は戦術のため武器をエピオ以外（両手斧や片手斧など）にしても被ダメは然程気にならず十分成り立つのに対し、ナイトはブルト＋ドゥバンまたはイージスを持ってしても罠の多重攻撃に耐えきれず危険域まで削られるケースが多々見受けられます。
高い基本性能に加え、支援ジョブとの親和性も高い魔導剣士は自由度の高い立ち回りを可能としており、依然として一枚上手なのです。

ドゥバン最終で差は埋まるか？

作成の難易度を度外視するなら、ある程度差は埋まると思われます。
しかし数年後は再び魔導剣士に軍配が上がっているでしょう。これは装備で埋めたジョブ性能差は時と共に「無かった事」になってしまうからです。
これについては下記リンク先の記事を見てもらうのが早いかと思います。

基本性能の低さを装備で補うジョブは弱くなる