モンスターの使う特殊技の中には、こちらの強化を消去または吸収するタイプが存在します。
1つだけ消す、複数消す、全て消す…そんな特殊技について最近感じていることをつらつらと書いてみました。

強化消しを持つモンスターは手強い
改めて書くまでもないと思いますが、強化消去または吸収するモンスターは手強いです。
1つだけであればまだいいのですが、複数~全ての強化がその対象だと強さのランクが2~3上になる印象を持っています。
これは強化支援の恩恵が大きいことを示しており、その影響力も年々増大しています。
強化依存度の変遷

強化をかければ強くなる。至極当然のことですよね。
その影響力は時代と共に変化しています。
サービス開始当初の強化弱体支援は、有ると効率的、無くてもとりあえず戦えるといった程度のもので、支援力よりも回復力の方が重要視されていたと記憶しています。
75時代に入り敵側の強化が進むと、強化弱体支援は必須とされ、格上相手の戦いでは支援がなければ成立しないとまで言われるようになります。
IL時代に突入してからは装備品によって支援効果が強化され、その強化された支援効果を前提にしたと思われるモンスターが多数実装されています。

公式に封じられた脱衣技から考える
IL制を導入してから脱衣効果が他の効果に置き換わる、または命中率が極端に低くなるよう設定されました。
これは装備品によってレベルが変わるIL制において、脱衣技はIL制そのものを否定しかねない禁忌であると認定されたためです。

強化支援はその質だけでなく数も増大傾向にあり、影響力は年々大きくなっています。これは強化消去によるマイナス影響もまた大きくなっていることを示しています。
そのマイナス影響を禁忌と見做すのにどれだけの差異が必要かは議論の余地のあるところですが、現時点で既に攻撃力や防御力の値は強化支援の有無で倍以上の差が生じています。
強化消去技は必要か?

モンスターが適正な強さを保つという視点で見た場合、その強さを実現するための手段を減らすことは、戦闘の多様性を欠く結果に繋がってしまいます。強化消去の特殊技がその手段の1つである事は、現在のコンテンツの数々を見れば一目瞭然でしょう。また、遠隔ジョブやMBジョブの出番を演出するための手段としても必要なのかもしれません。
しかしながら、盾ジョブが耐えるためにも支援が必要になりつつある現在において「このモンスターは強化消しの特殊技を使えるから」という理由だけでそれを行使するのは、意図した以上の難易度を生み出しているように感じています。かけ直しが容易な弱体支援はともかく、かけ直しの難しい強化支援はその消去が結果に著しい影響を及ぼしてしまうのです。
過去にエンチャントルーンの効果が消去不可となる調整がありました。魔導剣士の特徴であり各種アビリティの源でもあるエンチャントルーンが消えてしまう事にNOを示したのだと私は認識しています。現在の各種強化支援は1ジョブの特徴に留まらず、ゲーム全体に多大な影響を及ぼしていますが、その消去の仕組みは20年前から変化していません。
戦闘の多様性を演出するための強化消去という手段は残しつつ、強化支援前提のバランスを損なわない程度の調整、例えば攻防関連の支援は消えない、消去数の多い特殊技程その命中率を低くする、等の試みはあってもいいのではないでしょうか。
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