昨今は敵を集める際にカットではなく回避を重視する選択肢も出てきています。
これまで回避はカットに比べてその価値が低いとされていましたが、カットと回避はどちらが優秀なのでしょうか?
※ここでは盾役、集め役を基準に書いています。その他の役割については
別記事を参照ください。

仕様は変わっていない
カットや回避の仕様については十数年前に先人たちが検証しており、その当時から現在に至るまで大きな変化は起こっていません。つまり新たな発見によって回避盾の認識が変わったわけではないという事になります。
では何故回避が見直されるようになったのか。
カットがあればいい理由
そもそも何故カットが重要視されるようになったのでしょうか?
それは盾にとって何より重要なのが「戦闘不能にならないこと」だから。
ほとんどの攻撃を回避するが即死ダメを受ける可能性があるAと、ダメージを受け続けるが即死ダメを受ける可能性がないB。両者を比較した場合、被ダメージ総量はAの方が小さくなりやすいものの盾役として優秀なのはBとなります。これは盾が必要な戦闘における盾の戦闘不能はそのまま失敗に直結してしまうからです。
こういった理論上の理由とプレイヤーたちの実戦経験により、カットさえあれば良いというセオリーが構築されてきました。
回避が見直された理由
「多数の雑魚から通常攻撃を受けるコンテンツが増えたから」
端的に述べるならこうなります。その最たる例は、オーメンの詰みルートやオデシーのシェオルですね。
カットや防御力を積んでも雑魚敵の通常ダメージを0にできない場合、敵の数が増え続ければ必ずどこかで限界が来ます。回復が間に合わなくなり、頑張って耐えてもやがて多数の雑魚がほぼ同時に特殊技を使用し危険な状態に陥ります。
一方、回避率上限まで持って行った場合、多数の雑魚から攻撃を受けても空蝉やオカルテーションのリキャストが回り続ける限り安全であり、被ダメによる与TPもほとんど発生しないため安定して維持することが可能となります。運悪く集中的に被弾し戦闘不能になるリスクはあるものの、必ず限界がくる被ダメ有りのカット重視よりは安定すると言えるでしょう。
カットか?回避か?
一般論として考えるなら、カットと回避の使い分けは以下のようになります。
カット重視
敵の数が多すぎず、回復が間に合うコンテンツや状況
回避重視
敵の数が多く、範囲魔法を使ってこず、カットや防御を積んでも被ダメ0化が困難なコンテンツや状況
その昔、どれだけカット装備を積んでも後衛のMPが尽きてしまう時代もありました。その当時は敵が1体でも空蝉と回避で回していたわけで、固定概念にとらわれずその時代のコンテンツや状況で何を選ぶかが重要ですね。
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コメント
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回避上限を達成しても雑魚が5匹いれば平均して毎ターン攻撃を食らうことになります
2022/02/14 URL 編集
りがみり
2022/02/15 URL 編集
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引っ張ってくるときは移動速度アップ装備で、集めたあとは寝かし等で被弾機会を大幅に減らしているのが大きいです。
20匹集めようが、攻撃してくるのはアタッカーが殴って起こしているものだけですから。
敵レベルが高くなると回避の維持に割かれるリソースが大きくなり過ぎて、割に合わないかと。
蝉やオカルの自転車操業になるようであれば、盾の本質であるタゲの維持もままなりません。
2022/02/15 URL 編集
りがみり
2022/02/15 URL 編集