打剣とは一体なんなのか?

昨年10月のVUで追加された忍者の新特性、打剣。
当ブログでも忍者関連の記事として取り上げたこの打剣について、また新たな発見があったので書いてみようと思います。



経緯と発見

事の発端はカトゥラエ族亜種タビヤットが使用するWSタビヤガンビット。
このWSは斬・打・突・格闘・遠隔・魔法の内一種以外の攻撃を全て0ダメージにしてしまうバリアを展開します。
どの攻撃方法が通るかはランダム、バリアは一定量のダメージを与えることで破壊可能。
スペック上では単独でこの全ての属性に対応可能な忍者の検証作業をしていたときのことです。

バリア展開中に短剣(突)でダメージが通るとき、打剣による攻撃もダメージが通っていました。
このとき手動で手裏剣を投げると0ダメージ。
バリア展開中に手動で投げた手裏剣(遠隔)でダメージが通るとき、打剣によるダメージは0でした。
このとき短剣で攻撃すると0ダメージ。

つまり、
  • 打剣=突
  • 手動(マクロ)による手裏剣投げ=遠隔
だということになります。

打剣時にはAGIや投擲スキルや飛命飛攻を参照しますし、
ログには、
遠隔攻撃→○○ダメージ!!
と表示されますが、遠隔ではなく近接突攻撃に分類されているのです。

打剣の性能を正確に表すならば、
手裏剣のD値、AGI、投擲スキル、飛命、飛攻を参照する近接突攻撃である。
ということになります。

実際の手裏剣には手に持って短剣の如く突くという用途もあったようですが、FF11における打剣という手裏剣攻撃はあくまで「投げる」もののはずです。
説明文も見た目もログもそうなっています。
ではなぜ・・・?


なぜこうなったのか?

打剣の説明文にはこのように記載されています。
手裏剣装備時、オートアタック中に手裏剣を投げることがある。
しかしこれはそのように見えているだけです。
理由はわかりませんが、後付で追加したこの特性を説明文の通りに実現することがシステム上困難だったのではないかと思います。
そのため、手裏剣のD値、AGI、投擲スキル、飛命、飛攻を参照する近接突攻撃という新たな枠を作り上げ、それを忍者に打剣として追加したのではないでしょうか。

そう考えると、打剣実装と同時に行われた下記の意味も理解できます。
投てき武器「軒猿手裏剣」の物理属性が「斬属性」→「突属性」に変更された。
これは不具合修正ではなく設定変更の項目に記載されていました。
軒猿手裏剣はLv73の手裏剣であり、IL化が進んだ2014/10/07のVU当時ではおよそ攻略に大きな影響を与えるものではありません。
片手刀(斬)がメイン武器である忍者にとって斬属性を補完できたとしても大きな意味はありません。
では何故わざわざ打剣の実装と同時に変更したのか?
それは打剣が手裏剣を投げている「ように見える」近接突攻撃であるからだと考えると合点がいきます。
実際に手裏剣を投げているのであれば、軒猿手裏剣の斬属性を変更する必要は無かったはずです。
軒猿手裏剣を装備して打剣が発生した場合、それが斬属性として処理されるのであれば・・・。
しかし打剣を独立したひとつの攻撃手段としてカテゴリ化し近接突という分類を与えるしか無かった以上、その整合性をとるには軒猿手裏剣の斬属性を突属性に変更せざるを得なかった、と考えるとこの変更も必要なものだと理解できるのです。
ログに遠隔攻撃と表示されるにも関わらず遠隔攻撃ではなく、手裏剣を投げる特性にも関わらず手裏剣ではない独自の攻撃カテゴリになっているというのはなんとも奇妙なことです。
ですが、忍者らしさを大事にしつつ忍者の強化を行おうとした結果だと考えれば私はこれで良かったのではないかと思うのです。

実際に忍者でタビヤガンビットを遠隔破壊する場合は、打剣(散華)ではなく手動で行ってください。
/ra <t>を利用したマクロを作成しておくと楽ですね。
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