古き時代のヴァナを追体験する15周年エミネンス・レコードから、当時を振り返ってアレコレ。
今回は、「座ります」。

HPMPを回復するには宿屋に泊まる。
2002年のRPGに対する一般常識はまだこれでした。
FFXIにはHPMP回復を目的とした宿屋は存在せず、途方にくれたプレイヤーが続出していたのを覚えています。
そういったプレイヤーが最初にいきつくのが、モグハウスでのHPMP回復。
フィールドでギリギリまでレベル上げを行いモグハウスで回復する、という流れを何の疑問も抱かずに繰り返していた人もいたと思います。
実際、PTを組んではじめてヒーリングを知る人も少なからずいました。
「座っているだけで回復するなんて、なんて素晴らしいんだ!」
今これを聞くと、「座らないと回復しないなんて、なんて不便なんだ」と言われてしまいそうですが、サービス開始当初のヒーリングは非常に画期的でした。
○○えもん風に言うなら、テテテテン「どこでも宿屋~」ですからね。これで遠出が出来るとワクワクしたものです。
画期的な仕組みは皆上手く利用しようと考えるものでして、ヒーリングワークという技術まで登場。
後衛が交互にヒーリングして回復を担当するのですが、これが非常に効果的だったのを覚えています。
リンクしたらヒーリング中断して立つ、なんとかなりそうだから立たずにヒーリングを続けるといったフレキシブルな対応ができるかどうかも、レベル上げPTの結果に大きな影響を与えていました。
状況を見ておくことがひとつのゲーム性として成り立っていた、とも言えるかもしれません。
この技術が浸透するのと同時に『座ります』という合図も浸透。
「ヒーリングに入るから気をつけて」「代わりに立って」といった意味を含む戦術用語として自然と使われるようになっていきます。
やがて、ヒーリング装備を整えることが後衛ジョブをやる上での必須課題化していき、高額取引されるまでになっていくのです。
時は流れ、MP回復手段の充実と共にヒーリングする機会は減少。
現在のヒーリングはエミネンス消化目的でやることが殆どですが、ゲームの手を止めて昔を想い出す機会にしてみるのもいいかもしれませんね。
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コメント
名もなき覚者
なめとったらあかんて
( iдi )
2018/01/13 URL 編集
ねこ
今はヒールする暇がない&それいがいで回復する手段が増えた
モグボナンザはどうでした?(禁句
2018/01/13 URL 編集
-
衰弱明けの回復早い!ってドヤっても反応は薄そうですが
2018/01/13 URL 編集
GT-R
座るだけで回復は新鮮でしたねぇ、当時
「座ります」の戦術もそうだけどあの頃のパーティープレイが
なんだかんだで一番成熟してたなぁ
そこらへんちゃんと見てる開発も、なんだかんだで
ちゃんとみてんだなーと
2018/01/14 URL 編集
りがみり
グングン回復するMPバーに頼もしさを感じたあの頃。
ボナンザは倉庫で4等が1個当たっただけで、他は全部5等6等でしたw
2018/01/14 URL 編集