遊びとはなんなのか

2016/09/06

「遊び」ってなんでしょうか。
普通は遊ぶということやその概念について深くは考えませんよね。
最近、そのことについて少し考える機会があったので書いてみようと思います。

 

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事の発端

私はゲーム関連の別ブログも運営しており、非常に有り難いことにそこでコメントをいただくこともあります。
その中で極稀に認識のズレ、論点のズレのようなものを感じるコメントを目にすることがあるのです。

なんとなく違和感のようなものを感じつつ返信コメントを書くのですが、相手にとってはその返信が論点ずらしだと感じるようです。
最初のコメントに私が感じた違和感と同じものを、相手側も返信コメントに感じたのだと思います。

同じゲームをやっている者同士でありながらなぜこんなことが起こるのでしょうか?
少し考えてみようと思いました。

 

特殊な状況

そのゲームというのが10年以上続いているゲームでして、
その歴史の中でどの期間を遊んでいたのか?その期間でどういった遊び方をしていたのか?
これらによっても大きく認識が異なることになります。

最初はそれかな?と思い大して気にしてはしていなかったのですが、その後に続くコメントではそれだけではないような気配がします。

 

違和感とは

認識がズレたり、そこに違和感を感じるということは、そもそも前提が異なっているのではないか?
そう考えました。

ゲームに対する前提。
それはゲームに求めることや遊び方そのもののような気がします。

私はそのゲームに対して、「全力で遊ぶ」ということを求め「やれることは可能な限りやる」という前提があります。
それに対し相手方は、「ゆるく遊ぶ」ということを求め「失敗してもいいじゃないか」という前提があるように感じました。

こういうことを書くとまるで私が遊びに対して仕事の如く、あるいは軍隊の如く向き合っているように受け取られそうですが、当然ながらそんなことはありませんw
共に遊ぶ仲間とは冗談だって言い合いますし、失敗することだってあります。
失敗したから面白くないなどと思うこともありませんし、むしろ逆にそこからどうすれば失敗しないのかを考えていくのが一番面白いところなのです。

適切な例えになるかわかりませんが、チーム一丸となって地元の大会優勝を目指している草野球チームがあったとします。
そこに「ゆるく遊ぶ」人が入ってきたらどうなるでしょうか?
野球が好きでやっているという点では一致しても、そのチームは上手く行かないと思います。
お互いに違和感を感じることでしょう。

 

違和感の正体

同じことをやっているにも関わらず発生する違和感。
その正体はなんなのでしょうか。

その解明には、「娯楽」と「暇つぶし」いう2つの言葉が新たに必要だと思います。
まず大きな分類として娯楽があり、その下に遊びと暇つぶしがあると考えると違和感の正体が少しずつ見えてきます。

例えばゲームも映画鑑賞も娯楽のひとつですが、映画鑑賞を遊びと定義する人はいないと思います。
映画鑑賞して遊ぶ、なんて言いませんよねw
じゃあなんなのだといわれると適切な表現が思い浮かびませんが、少なくとも遊びでないことは確かです。
しかし人によっては遊びであるはずのゲームに映画鑑賞のような、受動的な娯楽を求める場合があるのです。
受動的な娯楽=「暇つぶし」、能動的な娯楽=「遊び」だと定義すると違和感の正体もつかめそうです。

自分はゲームで遊んでいると思っていても、実際のところゲームで暇つぶしをしていたという事が少なからずあり、それが違和感へと繋がっていくのではないでしょうか。

つまり私の感じた違和感とは、対象を遊びとして捉えているか、暇つぶしとして捉えているか、その異なる前提に起因しているのではないかと。

 

遊びを考える上で必要なこと

一昔前であれば、間違いなくゲームは能動的な娯楽でした。
しかしそのシェアを拡げるに従い、ゲーム内のジャンルは増加し、受動的な娯楽をも内包するようになっていきました。

「簡単に遊べる」「すぐにレベルが上がる」「○○プレゼント」などというキャッチフレーズが横行し、何もしなくても楽しめるかのような謳い文句でユーザーを獲得しようという傾向が強まる現状を鑑みるに、
受動的なゲームを求める人は多くなっているのだと思います。
しかしそうやって獲得したユーザーを最終的に待ち受けるのは能動的なゲームだったりします。

自分が遊びに対し能動的受動的、どちらか一方だけを求めていても、必ずしも求めるものだけがあるとは限りません。
簡単にやれることだけをやっておしまいとする受動的な楽しみ方をする人がいる一方で、能動的により深く楽しもうとする人もまた存在するのです。
どの程度の能動性や受動性を丁度良いと感じるか、両者の適切なバランスはどこにあるのか、それらも個々人によって異なります。
遊びとは何なのかを考えるとき、そのことを頭の隅に置いておいた方が良さそうです。

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